源氏物語リベンジ
こんにちは。今年も日傘は鞄に入れっぱなしのYです。
以前の投稿からかなり時間が経ってしまいました。
1年経つ前に投稿できてよかったと思っております。
今回は何を書こうかと考えていたのですが,前回のブログでおすすめの本のお話をされていたので,私も今読んでいる本について書こうと思います。
本のタイトルを「まろ,ん? 大掴源氏物語」といいます。
タイトルの通り,源氏物語の解説本です。
20年ぐらい前の本で,人気もあるそうなのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
私は歴史や古文もそこそこ好きなので,源氏物語の解説本や漫画は今まで何冊かチャレンジしたことがあります。
ですが,いずれも末摘花あたりで挫折しました。
ふと,もう一度チャレンジしてみようと思い,古文好きの友人におすすめを聞いたところ,紹介してくれたのがこの本です。
さて,本のタイトルで気になるのは,おそらく「まろ,ん?」の部分だと思います。
この本は,全54帖の源氏物語を,1帖あたりすべて8コマの漫画にまとめています。
その漫画に登場する光源氏が,栗頭のキャラクターで名前を「まろ」というのです。
私が読み終えた部分で言及はありませんでしたが,タイトルの「まろ,ん?」は,おそらくこのキャラクターの「まろ」からきているのでは?と思います。
「まろ」のように,この本では光源氏だけでなくほかの登場人物も呼び方が統一されていいて,漫画のキャラクターも見分けがつきやすいようになっています。
以前読んだ本では登場人物の多さと見分けのつかなさについていけなくなって挫折したので,こういうのが読みたかったんだ!と感動しました。
とはいえ,昇進や結婚や出家など,どうしても話の流れで呼び方が変わる場面もあります。このキャラクター誰だっけ?となることもあります。
その度にそれまでに読んだ帖や人物紹介に戻って確認しているのですが,地味に時間がかかります…。
また,源氏物語本編の漫画だけでなく,源氏物語を読む上で必要な平安貴族のしきたりや物語に出てくる歌なども合間合間に解説されています。
必要なことなので大変ありがたいのですが,それゆえにさらに時間がかかってしまいます。
こんなにもわかりやすく1冊の本にまとまっているのに,それでも読むのに時間がかかるなんて…と,自分の古文の疎さをひしひしと感じています。
ですが,今までに読んだ解説本や漫画の中で一番読みやすいのは確かです。
私のような,歴史や古文は嫌いじゃないけどどうもとっつきにくい…という方にはぴったりの一冊です。
先月,2024年の大河ドラマが紫式部と発表がありました。
まだ見るか見ないかはわかりませんが,この本を読んでおけば,大河ドラマにもついていけるかも…というモチベーションで読み進めています。
まずはこの本を読破して,次の記事を書くころにはもう少し詳しい解説本にチャレンジできていればいいなぁと思っております。
Y