いつも月夜に米の飯

 広辞苑(第六版)
 「毎晩明るい月夜で,毎日米の飯が食べられれば,こんな幸せなことはない」


インターネットで調べたころ,電気がない時代は明るい夜と,白い米は貴重だったことから生まれた言葉で,「苦労がない楽な生活」を表すとのこと。
「楽」というのが,白い米を手に入れる苦労なのか,夜に暗い中で作業しなくてよいということを指すのか想像しづらいですが。

また,実際には毎晩明るい月夜にはならない,毎日米の飯は食べられないという実現が難しい願望を表すとのこと。仮定法ですね。

わたくしめは,月が明るいと,ただ気分が良くなるだけですが,
昔の日本人の喜びがどれほどのものだったのか想像できません。
深夜に明るい電気の下でスマートフォンを使える便利さに慣れてしまっているからです。

便利な生活をこれからも享受できますように…。

本年度も啓明舎を何卒よろしくお願い申し上げます。

NK

投稿日時:2023年04月18日 14時47分07秒
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