「五十にして」知ったものは…

こんにちは。まごべえです。
しばらくぶりですが,お変わりないでしょうか。

11月になり,今年も残すところ2か月を切りました。
ハロウィンも過ぎ,クリスマスまではまだ少し余裕があって,
この静かな日常が心地よいです。

さてさて,今日は「論語」のお話を。。。
―ではなく,わたくしめの(やや)はずかしい話をご披露したいと思います。

「ウィズ・コロナ」の現下においては
店舗や施設の入り口に消毒薬と検温の装置が設けられていますね。
あの機械に顔を近づけて体温を計ってもらうのですが,
そこで表示される体温が,それまで自分の平熱と思っていた体温よりも
やや高いのです。
具体的に言うと,これまで自分で認識してきた「平熱」は35.7℃,
いっぽうで検温での「平熱」は(だいたい)36.1℃。
まぁわずかの違いといってしまえば,それまでなんですが。。。

ふりかえってみると,
コロナが流行るまで,外で検温されるときといえば,
原則,体調が悪いときなのです。
だから,自分以外の人に平熱を計ってもらったことは(まず)ないはず。
自分で計っていたから,計り方に不備があったことも考えられます。
で,ずっと,「自分は平熱が低いんだ。。。」と思ってきました。

というわけで本日のまとめ。
「吾,五十にして平熱を知る」

何でも,体の部位によって体温は微妙に異なるそうですので,
まぁ細かいことは気にしないようにいたしましょう。

寒くなってきましたから,お体ご自愛のほどを。
ではまた!

まごべえ

投稿日時:2022年11月02日 17時55分54秒

ポップな話「出会い―串刺しのだんご―」

お世話になっております。

某新幹線の駅の構内にある自動販売機で串刺しだんごが売られておりました。
自動販売機で売られているだんごを珍しいと思い,好奇心にかられて1本買いました。(250円)
車内でかぶりつくと,凍っており,嚙み切れませんでした。

串に刺さっただんごを手に持っている
かぶりつかれる前のだんご


今溶けるのを待っています!いつ食べられるのでしょうか(^^)


NK

投稿日時:2022年11月01日 12時24分22秒

旅行の統計

こんにちは。
社会科担当Mです。

好きなサンドイッチはカツサンドです。
たまごサラダも好きです。
きゅうりが入っていないものなら大体好きです。

前回Yさんが旅行の話をしていたので,その流れを受けて,旅行関係の統計をご紹介したいと思います。
「データで見る県勢」より,観光・レクリエーション目的の宿泊旅行の旅行者数の統計です。

2019年の1位は東京でしたが,その東京,2020年には何と9位に沈んでいます。
「密です」と言いながらフリップを掲げる芸風で一世を風靡したあの方の影響でしょうか。
予定通りTOKYO2020が開催されていたらと思うと,コロナの影響力は大きいですね。

なお,2020年の第1位は長野です。前年の5位から大躍進。
「車で行けて人口密度が低そうな場所」が人気だったわけですね。

第1位は大きな入れ替わりがあったわけですが,一方で2019年,2020年ともに2位を守っている県があります。
その県とは…?
次のア~エから1つ選び,記号で答えよ。
ア 沖縄県  イ 愛知県  ウ 静岡県  エ 千葉県

正解は,ウの静岡県でした。
首都圏からのアクセスが良い熱海や伊豆が強いんですかね。

ちなみに,
アの沖縄は,2019年は10位,2020年は12位でした。
エの千葉は,2019年は3位,2020年は4位となっています。

某夢の国関連を除いた純粋な千葉のポテンシャルも知りたいところです。

え?愛知県ですか?
大都市圏の中心でありながら,全国主要都市魅力度ランキングで最下位だった名古屋を擁する愛知県。
その実力は…17位です(2020年)。微妙。
2020年の宿泊旅行者数は,1位の長野県6066千人に対し,愛知は1856千人。
3分の1程度ですね。

愛知と同規模の県としては,宮城1821千人石川1816千人など。
仙台や金沢を擁している県と同じくらいと思うと,まあまあ健闘している気がしてきます。

以上,旅行に関するデータをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。

知らない土地で発見をするのも,なじみの土地で癒されるのも,旅行って本当によいものですね。

それでは,またいつかお会いしましょう。

投稿日時:2022年10月20日 10時14分15秒

レッツお出かけ!

こんにちは,Yです。
10月に入り,残暑もようやく終わりが見えてきましたね。
最近のすごしやすい気候だと,どこかにお出かけをしたくなります。

死ぬまでには冬の銀山温泉に行きたいですし,道後温泉のエモい旅館でまったりもいいですし,出雲大社に行くなら周辺の神社も全部行きたいですし,博多の屋台でラーメンを食べてみたいです。

あれ?西日本の比率が高くない?と,お気づきになりましたでしょうか。
その通りです。私は旅行も趣味の1つなのですが,西日本に全然行けていないのです。
密かに47都道府県制覇を目論んでいますが,なかなかうまくいきません。

ふと気になったので,大体半分になるように,福井,岐阜,愛知より東側を東日本,京都,滋賀,三重より西を西日本として,それぞれ行ったことがある都道府県を数えてみました。

東日本…17/23(制覇率74%)
西日本…13/24(制覇率54%)

この通り,そこそこ差があります。
皆様はいかがでしょうか。意外と偏っていたりして面白いかもしれません。

日本は諸外国に比べると小さめですが,景色や気候,人柄も都道府県によって意外と違うので面白いですよね。

個人的には,一番大きい違いは山の位置だと思います。
日本海側に行くと山が南にあるのですが,太平洋側育ちの私は,山は北側にあるものだと思い込んでいるので,これらの都道府県に行く度に南北を逆に勘違いして地図をさかさまにします。北海道も場所によって山が見える方角が違いますし,山が見えずガチの地平線になっているところもあるので,感動すると同時に迷子になります。

自分で足を運んでみると,日本って意外と広いとしみじみ感じます。というか,そもそも移動に結構時間がかかります。

いずれにせよ,次はどこに行こうかなと妄想がはかどる日々です。
今から計画しても秋には間に合わないだろうなと思いますが,冬ぐらいにはどこか行けるかもしれません。
まだ何も計画していないのに今から楽しみです。

すごしやすい気候とはいえ寒暖差の激しい季節となりました。
くれぐれもご自愛ください。

Y

投稿日時:2022年10月05日 14時39分14秒

中国史が流行って欲しい―1―

こんにちは。「水滸伝」が流行って欲しいと思っているSです。
中国史がもっと日本で流行って欲しいので、「三国志演義」の次に有名な「水滸伝」の人気に火が付いて中国古代史以外の時代や文化に派生させたいって思っています。

「水滸伝」は中国の宋王朝を舞台にした物語です。中国では昔から「少不看水滸、老不看三国」(若者は「水滸伝」を読むべからず、年寄りは「三国志」を読むべからず)と言われています。若い人が「水滸伝」を読むと血気盛んになり、年配の方が「三国志演義」を読むと老練になるからです。まさに「水滸伝」の魅力を一言で表しきった見事な言い回しです。「水滸伝」の魅力としてよく語られるのが庶民にスポットを当てた物語ということです。「三国志演義」は劉備、曹操、諸葛亮、関羽など、まさに英雄たちを登場人物とした物語であり,読んでいてとてもワクワクします。ただ、彼らはあくまで英雄や豪傑であって,「三国志演義」を読んでもかれらの悩みや苦悩、葛藤には共感ができないと思います。自分を英雄や豪傑だと思っている人は別ですが。普通に生きていて、私の力で日本を世界一の経済大国にするぞ、なんて人はなかなかいないですよね。それに対して,「水滸伝」の登場人物は役人、塾の教師、漁師、無職の人など,あくまで一般の人々です。梁山泊の初代首領の王倫なんて元浪人生(科挙の落第生)です。だから、かれらの悩みには読者の僕たちにも共感できる部分が多く、そのため、登場人物の気持ちになることができるのです。その悩みの解決法にはたぶん共感できない部分が多いとは思いますが。あと、個人的に「水滸伝」の魅力だと思っているのがあだ名のカッコよさです。梁山泊の好漢たちはもちろん、超モブキャラの牛二のあだ名は没毛大虫です。このキャラはたんなる町のごろつきで、青面獣の楊志の物語で一瞬だけでてきます。ちなみに、この楊志は花石綱の運搬に失敗し、責任追及を恐れて、官職を捨てて逐電した人物です。みなさんも仕事や飲み会で失敗して逃げ出したくなることはありませんか。そういう経験のある人は楊志の気持ちがよくわかると思います。ただ、本当に逃げ出すのはどうかと思いますが。これは個人的な意見ですが、音の響き的に好きなあだ名は托塔天王(たくとうてんのう)の晁蓋(ちょうがい)です。ところで、「水滸伝」は当時の庶民の希望を取り入れまくった作品でもあります。これは「水滸伝」が都市部で流行した講談によって成立したことによるものです。だから、「水滸伝」の登場人物の中にはそれほど身分が高くなかったり、働いていなかったりする割には妙にお金を持っていてたくさん飲み食いする場面が多々見られます。まぁ、楊志みたいにお金がなくて先祖伝来の家宝を売りに出そうとする人もいますが。「水滸伝」の好漢達の金遣いが荒いのは,「『水滸伝』を読むー梁山泊の好漢たち」(伊原弘 著、講談社現代新書)によると、当時の庶民の希望を取り入れたものではないか、とのことです。つまり、視聴者のニーズを取り入れた結果の情景ということですね。また、「水滸伝」には、唐代からすでに庶民の人気だった「三国志演義」の要素も多分に取り入れています。小温侯の呂方や病関索の楊雄など、あだ名が「三国志演義」にゆかりのある人物が登場します。また、関羽と張飛になぞらえた大刀の関勝や豹子頭の林冲などの人物もいます。これは「三国志演義」好きにはポイントの高い点ではないでしょうか。

ここまで、「水滸伝」の登場人物の魅力についてごくごく簡単に書きました。本当はもっといっぱい書きたいことはありますが,今回はこの辺にしておきます。ここまで読んで,「水滸伝」に興味を持った方は是非見てみてください。本(岩波文庫)とドラマ(「水滸伝 All Men Are Brothers」)の両方があるので,どちらから入ってもいいと思います。今後,「水滸伝」の舞台となっている宋王朝や中国史の他の時代も伝えさせていただけたらなと思っております。次は「隋唐演義 〜集いし46人の英雄と滅びゆく帝国〜」を手ががりとして隋唐時代について語りたいなぁって,今のところ思っています。その際は,温かい気持ちで読んでやってください。

投稿日時:2022年09月16日 14時54分27秒

ポップな話「感想文『ちいかわ』」

お世話になっております。

今年の6月,友人宅で「ちいかわ」を知りました。
友人は,アルコール消毒液の容器に手製のちいかわのシールを貼っています。

【「ちいかわ」とは?】
「なんか小さくてかわいいやつ」は,ナガノさんが「こんな風になってくらしたい」とSNSで紹介したのが,世の中に広まった発端のようです。
「ちいかわ」とは「なんか小さくてかわいいやつ」のことであり,
ナガノさんの漫画の名前であり,作中に登場するキャラクターの名前でもあります。

さて,先週末に友人のことを考えていたら何となく興味がわいて,
電子コミック版で1巻をためし読みしました。

作中の,かわいいだけではない,不可解な状況や言動を魅力的に感じて,
そのまま4巻まで購読いたしました。

今のところ,『ちいかわ』には家族という存在は出てきませんが,敵と友達は登場します。
敵は意外と攻撃的です。敵らしいです。
攻撃されても,ちいかわたちは大けがを負ったり,命を落としたりはしません。
ちいかわたちは見た目はネコやうさぎなどに似ていますが,
大人や子供が存在するのか不明で,生き物なのかあやしいです。
成長するのか?個体は増えるのか?などなど

キャラクターに「かわいさ」を感じるとき,「不思議さ」というのは関係がありそうな気がします。
ミステリアスなところが魅力ということでしょうか。

細かいことは置いといて,とにかく「なんか小さくてかわいいやつ」が,食事や睡眠をとって生活しています。
私もこんな風にくらしたいです。

私のおすすめは4巻の「パジャマパーティーズ」です。

9月に入りましたが,まだ蒸し暑い日が続いております。
お体にお気をつけてお過ごしください。

NK

投稿日時:2022年09月08日 10時10分45秒

食パンの購入額1位の都道府県

こんにちは。
初めてブログを書きます,社会担当Mです。
好きなおにぎりの具は,明太子です。

さて,社会科にとって必携なのが,「世界国勢図会」「日本国勢図会」「データでみる県勢」という統計資料集です。
各国,各都道府県の面積や人口,農業や工業などさまざまな統計が掲載されています。
そこで,テストには役に立たないけど,ちょっと気になる統計を紹介してみたいと思います。

「データでみる県勢」より,「1世帯あたり食料品等の年間購入額」
どんな食品をどのくらい購入しているか,ということから,都道府県の食生活の特徴がみえてくる興味深い統計です。

まずは,りんご
1位青森,2位長野,3位岩手
生産量の上位3県と全く同じラインナップです。
おいしいりんごが安く手に入るのはうらやましい。

ぶどうは,
1位山梨,2位岡山,3位山形
となっており,りんご同様生産量上位の県がランクインしています。
ただ,生産量2位の長野県の姿が見えません。
長野県民はぶどうが嫌いなのでしょうか。

アルコール類の統計もあります。

清酒
1位秋田,2位福島,3位新潟

焼酎
1位宮崎,2位鹿児島,3位山口

どちらも,なんとなくイメージ通りですね。

イメージがまったくわかないのが,食パン
1位鳥取,2位兵庫,3位石川
兵庫は神戸や芦屋にパン屋さんが多そうなイメージはありますが,鳥取は意外でした。

ちなみに,牛乳のデータはこちら。
1位鳥取,2位京都,3位広島
ここでも鳥取が王者です。鳥取県民は,パンと牛乳の朝食をとる人が多いのでしょうか。
なお,松下由樹さんは愛知県の出身です。

ここまで,興味の赴くままにデータを挙げてみました。
本来であれば,分析・考察してみると理解が深まるのですが,浅い知識で論じて炎上しても困るのでやめておきます。炎上するほど,このブログが見られているとも思えませんが。

最後に,カステラについてお伝えしておきますね。
長崎県が,2位の高知県の5倍近い購入額で,ダントツ首位となっています。
名物がおいしくてうらやましい。
私は,名古屋名物ういろうを,自分で買ったことはありません。

それでは,またいつかお会いしましょう。

M

投稿日時:2022年08月23日 12時02分36秒

素王の歩んだ道②

こんにちは。Sです。

皆様、お盆はいかがお過ごしでしたか。僕は「史記」と「三国志」を堪能していました。中国古典はやっぱり楽しいですね。そう思うと同時に、注意していないと、中国古典の沼にはまりこんで,それしか読まなくなってしまう危険性を改めて感じていました。それでは孔子の言う「学びて思わざれば即ち罔し」となってしまうなぁと痛感しました。というのも,中国古典は面白いので,ついつい没入してしまうのですが、他の人の本を読んだり、解釈を聞いたりしないと、自分だけの解釈になってしまうからです。やはり、他の人の著作や考えから自分の解釈との差違を知り、切磋琢磨することが大切ですよね。ちなみに、「切磋琢磨」は「詩経」衛風・淇奥篇に出てくる言葉で、孔子も「論語」で,この言葉について触れています。その孔子について、今回は話していきたいと思います。出典は前回の「素王の歩んだ道①」をご覧ください。

孔子は魯国昌平郷陬邑(現在の山東省曲阜)で生まれました。この魯の国は孔子が最も尊敬している周公旦を起源とする国です。周公旦とは何者かを簡単に言うと、周建国の功臣の一人です。昔から疑問なのですが、もちろん周公旦は偉大な人物なのですが孔子は周公旦が自分の国にゆかりがある人だから,ことさらに持ち上げるんじゃないかなぁって思っています。まぁ、周公旦はまごうことなき、中国史の巨人なのですが。孔子の祖先は宋の国出身です。もちろんご存じとは思いますが、この宋は劉宋でも趙宋でもありません。殷の後裔が周に封建されて建てた国です。まぁ、中国古典の世界では,ちょっと残念な役回りが多い国です。ところで、これも面白いなぁって個人的には思うのですが、孔子は周王朝単推しみたいな人なのですが、その出自は殷とゆかりがあるんですね。でも、「論語」で殷が出てくるときは,たいていは紂王の事業であり、ネガキャンがすごいです。自分の出自よりも育った国にゆかりのある王朝をヨイショするのはちょっと面白くないですか?まぁ、孔子が生まれたときに実在したのが周王朝であり、これから出仕しようとしている国が,周とゆかりが深いからというのも,関係しているかもしれませんが。孔子は叔梁紇と顔氏の女とが野合をして生まれた子です。野合とは正式な手続きを経ずに,男女が結ばれることです。孔子は礼楽の鬼みたいな人物なのですが、自身の生まれは礼に則っていないようです。あえて言う必要はないかもしれませんが、僕が言いたいことは,それがいいとか悪いとかの話ではありません。孔子は,自分の出自と生き方が自身の理想とマッチしていなくても,それでも自分の理想を追い求めていたということで、そこが孔子のカッコいいところです。ちなみに、こういったことは,孔子のこのあとの人生でも常につきまとい、それでも自身の理想に向かって歩み続けているところが,孔子の注目ポイントです。孔子は生まれてみると、頭の中央がくぼんでまわりが高かったので,「丘」と名付けられました。生まれてすぐ容姿をいじられるという,今の倫理観的に問題のある名付け方ですね。このエピソードと、先ほどのエピソードから,孔子の家系はそれほど高貴ではなかったのかなって思っています。まあ、一概には言えないのですが。「史記」はこのように,孔子の名の由来を話していますが、同じ「史記」の記述で「尼丘」で祈って,孔子を授かったとあるので,個人的にはそちらが由来ではないのかなぁって思っています。というのも、孔子の名を「丘」といい、字を「仲尼」というからです。字の「尼」と名の「丘」で「尼丘」というわけです。字とは簡単に言うと、呼び名みたいなものです。古代中国では,名を呼べるのは親と主君だけで、それ以外の人が名を呼ぶのは失礼とされました。そのため、名の代わりに字を付けてそれを周囲の人に呼んでもらいました。基本的に、字は名と関わりの深い言葉が選ばれる傾向にあります。ちなみに、「仲」は次男という意味です。これは完全に余談ですが、漢の高祖劉邦の字は「季」といい、意味は末っ子です。明の洪武帝は名を「重八」といい、これは「八番目に生まれた男の子ども」という意味です。日本でも太郎、次郎と言うように,生まれた順番を名前とするのは日中で共通する文化なんですかね。孔子が生まれてから父の叔梁紇が亡くなりました。父の遺体は防山に葬られたのですが、母が野合だったのを嫌って孔子には父の墓を内緒にしました。もしかしたら、父の墓だけではなく、孔子は自身の父についても,母から詳しくは話してもらえなかったのかもしれませんね。孔子は子どもの時から遊ぶにしても,礼器を並べて礼式を整えていたそうです。後の片鱗がおもいっきり表れていますね。孔子の母が亡くなると、孔子はかりもがりをしました。礼に則って父と母を合葬しようとしたから、と「史記」は書いています。もちろん、それもあると思いますが、僕は父の墓所を探す口実にする意図もあったのではないかなと思っています。つまり、合葬をするから父の墓所を教えてくれと言うことです。というのも、父と母の遺体を合葬することは,礼にも孝にもかなった行為だからです。しかし、孔子は「論語」の里仁扁で「三年父の道を改むる無きは、孝と謂うべし」と言っています。ここでは、「父」といい、孔子に父の墓を教えたくなかったのは「母」ですが、やはり同じことです。何故なら、儒教では家族の中で父が最も尊ばれますが、母も同じくらいに尊ばれるからです。それに孔子が生まれてすぐに,父は亡くなっています。ということは、孔子にとって母は父の代わりでもあったわけですね。つまり、母が亡くなったため、父の墓を知る障害がなくなり,父にも孝を尽くしたいが、それでは母の考えと違うため、それを正統化にする根拠が父と母の合葬ではなかったかということです。まぁ、穿った見方をし過ぎかもしれませんが、素人の浅知恵と思い、ご容赦を。結局、葬車ひきの母親から父の墓のありかを教えてもらい、孔子は無事、父と母を合葬しました。どこの時代、どこの場所でもお節介焼きはいるものですね。果たして、孔子の父と母はそれを望んでいたのやらと言う感じですがね。

だいぶ、細かい説明や時代背景を飛ばして,何とか孔子の出生から世に出る前までは書けましたね。前回の「素王の歩んだ道①」にも書きましたが、歴史好きが好き勝手に書いているだけなので,間違った解釈だらけだと思いますが、温かい目で見守っていただけたら幸甚の至りです。

投稿日時:2022年08月17日 10時39分21秒

夏期休暇のお知らせ

平素は格別のご高配賜り厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら,弊社では下記の期間を夏期休業とさせて頂きます。

■2020年8月11日(木) ~ 8月16日(火)
※8月17日(水)より通常営業となります。

ご不便をおかけ致しますが,何卒ご理解,ご了承くださいますようお願い申し上げます。

投稿日時:2022年08月05日 17時56分46秒

ポップな話「超簡易自由研究―セミ―」

お世話になっております。

セミが本格的に鳴く時期になってまいりました。
わたしくめはセミの鳴き声と言えば「ミーンミーン」という擬声語が思い浮かぶのですが,
実際に耳にする鳴き声どもはすべて濁音であるように思います。

「『ミーンミーン』と鳴くからミンミンゼミ」と漠然と記憶していることから,
「愛知にはミンミンゼミはいるのか」,
「ミンミンゼミは本当に『ミーンミーン』と鳴くのか」という疑問がうかびました。

前者については,沖縄の一部を除いて日本全国に,ミンミンゼミは分布していることがわかりました。
(「おうちで学ぼう」NHKのホームページより)

後者については,上記のホームページやYoutubeに,セミの種類別に鳴き声が紹介されている動画があったので,
ミンミンゼミ,アブラゼミ,ヒグラシ,ツクツクボウシ,クマゼミの鳴き声を聞いてみました。

まず,ミンミンゼミですが,個人的には「ミーンミーン」という清音には聞こえませんでした。
しかし,上記のホームページでは,「ミーン・ミンミンミンミー」と表記しているので,

ミンミンゼミの鳴き声の表現としては清音のほうが一般的と考えるのが妥当だと思われます。
(その他セミ関連の情報を載せているホームページも清音でした)
アブラゼミは意外と音が高いです。ヒグラシはきれいな音で鳴きます。ツクツクボウシはご想像のとおりだと思います。(あくまで個人の感想です。)
また,クマゼミとミンミンゼミの鳴き声はちがって聞こえますが,ベースの音は同じらしいです。(wikipedia)

などなど,セミの鳴き声には種類ごとに個性がありました。
あらかじめ種類別に紹介されなければ,セミ素人であるわたくしめでは聞き分けできません。

本当は図鑑を見て書きたい内容でしたが,今回は超簡易とさせていただきます。

本格的に暑くなってまいりました。
皆様お体にお気をつけてお過ごしください。

NK

投稿日時:2022年07月29日 10時11分16秒
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